織田信成「フィギュアスケートが嫌いでした」転機は中学2年生の時
織田信成さん2月毎日更新 Q2.子どもの頃は、フィギュアスケートが好きじゃなかったそうですが?
――生まれてはじめて、スケートから離れる期間があった。
はい。そしたら、不思議ですよね、気づけばフィギュアスケートがやりたくてたまらなくなっていたんです。何だったら骨折を口実にして、このままスケートを辞めてしまおうと思っていたぐらいだったんですが。そのうち自然に、スケートのビデオをテレビで観たりだとか、骨折している状態でもできるトレーニングを自分からするようになっていて。
その時、自分は結局フィギュアスケートが好きなんだなと、はじめて気づくことができました。そして、もっとスケートが上手くなりたいと強く思うようになったんです。
――まさに「怪我の功名」ですね。
そうなんです。怪我が原因で競技をやめてしまうアスリートの方は多いと思うんですが、僕の場合は気持ちに火が付くきっかけになったので、逆にすごくラッキーだった。それからは、以前よりもさらにフィギュアスケートにのめりこんでいきましたね。
〈明日の質問は…… Q3. 「子どもには、嫌なことでもやらせるべき?」です。〉
- 1
- 2
KEYWORDS:
\大好評発売中! 現在4刷/
織田信成・著『フィギュアほど泣けるスポーツはない!』
2018年、平昌オリンピックの年に氷上のお殿様こと織田信成が、自身の、波乱万丈のスケーター時代など体験を交えながら、フィギュアスケートの魅力を皆さんにお伝えします。また、指導者であり解説者である厳しい視点は保ちつつ、初心者にこそわかりやすい、平昌オリンピックの見どころなどを解説。逆境でこそその強さと美を発揮してきた羽生結弦選手への思い、戦友・浅田真央さんへのメッセージ、松岡修造さんとの熱血対談も必読!